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wACC(加重平均資本コスト)って何?

WACC(加重平均資本コスト)とは、複数の資金調達方法を採用している企業が、資金調達にかけているコストを正確に把握するための指標です。 この記事では、実務においてWACCがどのように役立つのかをイメージできるように、WACCの意味から具体的な計算手順まで、詳しく解説しています。 WACC(ワック)とは、Weighted Average Cost of Capitalの略であり、「加重平均資本コスト」のことです。 企業が事業を行うためには資金調達が不可欠ですが、資金調達にも費用がかかります。 その費用は大きく分けて二つあり、一つは株主(投資家)からの投資時に発生する「株主資本コスト」、もう一つは銀行や債権者からの借入時に発生する「負債コスト」です。

加重平均資本コストとは何ですか?

加重平均資本コストとは? 加重平均資本コストとは、借入にかかるコストと株式調達にかかるコストを合わせて平均したものです。 要するに、企業が資金調達するのにかかるコストのことであり、企業価値を評価するのに必要な指標となります。

加重平均とは何ですか?

加重平均とは、平均値の算定方法の一種で、ただ単純に平均値を算出するのではなく、その前提となる値の重要度を加味して平均値を算定する方法です。 例えば、負債コストが1.2、株主資本コストが6だったとしましょう。 この場合、通常の平均計算だと、会社の資本コストは (1.2 + 6) / 2 = 3.6という結果になります。 ただ、この値には、会社がそれぞれの調達方法をどの程度利用しているのか(=重要度)が反映されていないため、資本コストの値としては不正確です。 仮に、会社が借入と投資を1 : 2の割合で利用していた場合、その利用の程度を数値に反映させることで正しい資本コストを算定できます。 この場合の加重平均を求めるための算定式は、1.2 × 1/3 + 6 × 2/3 = 4.4です。

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